ハリー・エドワーズの治癒率
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06/13 (木) 16:31

今月の読書会で、心霊治療の治癒率の話題が上がりました。虎さんが紹介されたハリー・エドワーズの治癒率は、『霊的治療の解明』(訳書1984年;原著1960年)の50~51頁に次のように記載されています。

「報告の80%は不快な訴えが少なくなった。このうちの30%は全快の報告です。」「よくなったと言ってこない20%が何の効果もなかったのだということにはなりません。」「たとえば、悪性の癌のように非常な痛みを伴って死に至るような病気の場合、私たちは患者が静かになり、安眠をえられ、死に際して苦痛の訴えがなかったと報告されています。」「私たちはこうした症例でも不治であった20%のうちに分類するのですが...。」

推定加算することなく正直ベースで分類していることに、ハリー・エドワーズの治療に対する真摯な態度とデータの信頼性を感じます。

今回、より具体的な数字を求めてネット検索してみました。あるブログ(夢中旅人)で、ハリー・エドワーズの『霊癒の科学』(訳書1957年;原書1943年)の訳が載せてあり、その中で以下の表をみつけました。ご参考になればと思い投稿致します。

 病類  全治 軽快の報告 無効 死去 報告なし
結核病   25%  30%  15% 10% 20%
骨疾患   45%  30%  50%      20%
腫瘍    50%  20%   0   0  30%
精神障害  20%  36%  14%      30%
視聴力   50%  40%  35%  0  20%
一般疾生  34%  32%  12%  0   22%

骨疾患と視聴力については、おかしなことに合計が145%なってしまいます。多分、記載時の入力ミスでしょう。ですから、この表から治癒率を単純計算することはできません。それでも、『霊癒の科学』が書かれた1940年頃から、『霊的治療の解明』の記載「報告の80%は不快な訴えが少なくなった。このうちの30%は全快の報告です。」と同程度の治療率があったようにみえます。

それにしても、腫瘍の全治率が50%とは驚きです。今でこそ早期発見が可能となりましたが、当時癌と診断された多くの方は、多分ステージ3~4だったのではないでしょうか。そう考えると、当時のイギリスの医学界が、このデータに驚き心霊治療を認めたのも納得できます。

以上です。

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